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zoom RSS 京都北部の仁王行脚 福知山・綾部

<<   作成日時 : 2011/11/27 09:30   >>

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23日。せっかく京都の北部まで来たので京都北部の福知山、綾部、舞鶴を仁王行脚して福井を東へ、敦賀経由で滋賀の実家に向かう計画で「当初は」いました。
人間の計画なんてものはアテにならないものです。

まず宿泊先の福知山スタートで仁王を調べるとはっきりと「福知山には5対の仁王像があります」という情報を入手。
いきなりここで5ヵ所か・・・これはのっけから時間との戦いだな。
ということで調べて出てきたその5対であろうと思われる仁王さんをまわっていきます。

それぞれが7km〜15kmほど離れて点在しているので、これはもしかしたら綾部辺りでタイムオーバーか。。。

福知山一ヵ所目は臨済宗観興寺。ガラスと六角網にて防御されている仁王門の中にはおそらくは南北朝〜室町時代ではないかなとおぼしき仁王さんが。
カメラを構えて「さて、どうやって撮ろうかな…」と思っているとおばあちゃんが朝の掃除をしてらっしゃって、目が合い挨拶。
「網が邪魔で写真が撮りづらいでしょう。ごめんなさいね」と。
いやいや、大丈夫です。こちらはこんな戦いを1400戦繰り広げてきていますもんで、もはや撮影禁止の場所意外は撮れないものはないんです!たぶん。
デジイチで網をとばして撮影。
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ほら撮れた撮れた。
おばあちゃんの話だと今から80年前に修理をした像であるとのこと。
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いや、なかなかいい像ですよ。

しばし撮影に没頭していると「ゆっくりしていって下さいな」と、柿を出してくださいました。
果物ナイフがあるのは「ご自分で剥いてどうぞ」ということです(笑)
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この瞬間思いました。
「今日は京都だけで終わるな…」と(笑)

せっかく出していただいたものなので、ありがたくセルフサービスで剥いて食べます。
すると一匹の白猫が遊びに来てスリスリ。しまいにゃ仁王門で爪研ぎ。こらこらw
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よく境内をみると猫がわんさかいて猫カフェならぬ猫寺状態。

遊びにきたこの白猫が一番人なつこいのだそう。可愛い。でもズボンが毛だらけですよアンタ!


さて、そんなわけで今日のところは福知山の5組をコンプリートすることに集中しようと路線変更です(笑)


福知山二ヵ所目、威光寺。
「威光寺に残る宝暦五年(1755)の「仁王再興権化帳」によると、文治三年(1187)運慶の作というが確証はない。その後、法橋運長と北川縫殿(京油小路)が修理し、宝暦五年に再度、京室町松原の水谷作之進が修理したことがわかる。さらに、近年の修理に伴い、改変された様子」
とあり、伝運慶の室町仁王であるようです(笑)
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いや、なかなかいい像ですよ♪
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福知山三ヵ所目、観音寺。福知山マラソンがここの界隈で行われていて、通行止め。ぐるっと15分ほど迂回して辿り着きました。「しかし平日の昼からなんで走るのか」と思っていると、祝日でした(笑)

さて、こちらも伝運慶の鎌倉仁王さん(実際には室町時代ではないかとされる)。
平成十三年に修復されていて、修復箇所がここだなとわかるほどに、そこだけ綺麗に塗装されていました。
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阿形像。
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吽形像。
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福知山はあと2ヵ所。旧医王寺へ向かいます。
口伝によると、医王寺はかつて七堂伽藍を有する大寺院であったそうですが、1579年の兵火によりほとんどを消失したと云われ、再建された薬師堂と仁王門のみが現存しているとのこと。

現在は廃寺、正確な住所もわからない谷間の場所にあるようなので福知山最大の難所と思われます。
とりあえず坂室という地名だけを頼りに勘で山のほうへ車を走らせると、案内板を発見。

狭い林道をどんどん入ってゆきます。
すると発見。駐車場もない山間にひっそりとありました。

こちらの仁王さんは福知山の5組の金剛力士中最も古い鎌倉時代後期の像と見られています。
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こんな仁王さんがなにげなくいらっしゃる京都北部…スゴイ。

阿形。
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吽形。カッコイイ・・・!
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福知山最後の5組目は丹波あじさい寺の名で親しまれている観音寺。
こちらには白い仁王さんがいます。室町から江戸時代の像でしょうか。一番新しそうな感じです。
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阿形。
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吽形。
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福知山の5組を無事にコンプリートです。
しかしどの金剛力士も一体一体が素晴らしいものばかりなので、撮影に時間をたっぷり費やし、この時点で午後2時。
福井へ行くのは完全に無理なので綾部の2ヵ所だけでもなんとかまわっておきます。


京都府綾部の岩王寺。「しゃくおうじ」と読みます。元は石王寺だったことからこの読み方なのだそう。
茅葺きの立派な仁王門です。
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中にはややユルい仁王さん。
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福知山では連続でThis is 仁王みたいなのをみてきたので、こんな庶民的な仁王さんに会えるとホッとします。
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見ようによっては平安時代っぽい感じもしますが…違うでしょうね。
吽形さんは手がとれてしまっています。
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この日のラストは綾部の光明寺。
昨晩綾部に「二王館」「二王の湯」「二王公園」というのを発見し、何故にこんなに「二王」なのかと調べると近くの光明寺に京都北部で唯一の国宝建造物の二王門があるということです。

それでやってきました光明寺。
駐車場には一台も車がありませんでしたが、仁王看板があり、テンションがあがります。
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長い石段と坂を上がってゆくと見えてきました、こちらが鎌倉時代建立の国宝の二王門。
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立派な建造物です。
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中にいらっしゃる二王さんは…まあ、なんでしょう…素朴な紅い仁王さん。
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まあ、建物のほうがメインですからね。
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阿形。右手。
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ここでタイムアップ。
結局、スタート時点で薄々思っていた通り、福知山・綾部だけで仁王行脚が終了。
福井はまた別の機会にということになりました。
それにしても、京都北部は濃すぎる!まだ丹波や舞鶴も未踏なのでいずれ再度来たいと思います。
西国霊場松尾寺もありますからね。

二王の湯で旅の疲れを癒してから滋賀の実家へ。

仁王行脚は続きます。

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