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zoom RSS 輝け☆ベスト仁王大賞 2011

<<   作成日時 : 2011/12/31 21:23   >>

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全国仁王ファンの皆様、お待たせ致しました。

大晦日、いよいよ2011年のベスト仁王大賞を発表いたします!

2011年は元旦の鎌倉をスタートし、北は岩手県から西は兵庫県まで約680組1360体の仁王さんに会ってきました。

それでは部門ごとに発表してゆきましょう。


【アングリー部門】
仁王さんといえば憤怒の顔です。怒ってナンボ。アングリーこそが仁王さんのアイデンティティーといえます。
今年一番の怒りっぷりを見せてくださった金剛力士の発表です。
≪阿形≫
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千葉県 瀧水寺。怒っていらっしゃいます。そりゃあもう。ポイントはその目と怒り肩です。

≪吽形≫
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山梨県 放光寺。プルプルふるえて怒り爆発寸前です!宿題をいつも忘れているとこんな顔をされてしまいます。


【スマイリー部門】
普段怒ってばかりの人が笑っているとどうでしょう。ギャップのあまりとてもいい人に見えてしまうでしょうか。それともその笑顔の奥に本当の怒りを感じ取ってしまったりするかもしれません。
たまに仁王さんは笑っています。ニコニコと。
≪阿形≫
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山形県 西光寺。ガーッハッハッハッと豪快に笑ってらっしゃいます。ものすごく怖いですね。

≪吽形≫
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愛知県 延命寺。果たして笑っているのかどうかわかりませんが、この「よっ!」と出迎えてくれているかのようなこのポーズ。怒っているわけではなさそうです。ホッとしますね。


【ベストドレッサー部門】
いつも裸で立ってらっしゃる仁王さん。オシャレとは程遠い印象がありますが、いえいえ、なかなかどうしてファッションリーダー的な一面も覗かせています。
≪阿形≫
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新潟県 法音寺。腰巻ストールと赤いエプロンのコーディネートでかなりの最先端をいってらっしゃるのがわかります。
あまりに先を行っていると凡人の我々にはそのセンスがなかなか理解できないものです。

≪吽形≫
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新潟県 椎谷観音。こちらは白いマフラーを粋にキメてらっしゃいます。小林旭ですね。しかしこれまた新潟。恐るべしです。


【イケメン部門】
金剛力士像を彫るのは仏師の腕の見せ所。人形は顔が命ですといいますが、腕のいい仏師によって彫られた仁王像はかなりのイケメンです。
≪阿形≫
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和歌山県 粉河寺。慶派の一流仏師達の手によって作られたことは一目見てわかります。こちらは吽形さんもイケメンです。

≪吽形≫
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長野県 上宮寺。吽形さんはやっぱりシブさが魅力。阿形が若いイケメン俳優であるなら、吽形はいぶし銀のベテラン俳優といったところでしょう。


【手作り部門】
イケメン仁王さんとのギャップを楽しむ部門です(笑)ある意味ニオーソンの真骨頂である手作り仁王は突然現れてその存在感で我々を釘付けにしてしまいます。
≪阿形≫
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福島県 八茎寺。どうでしょう、この有無を言わせぬ存在感!インパクト!仏像うんちくなんざ、この仁王さんの前ではいっさい役に立ちません。ポイントは上の方々とモデルが同一人物であるということです。人それぞれ、受け取り方、表現の仕方は違うものですね。

≪吽形≫
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長野県 津金寺。このロボチックな仁王さんはいかにも手作りな感じですが、これを彫ったのは九頭龍大権現という神様。彫り出す前に「いいか、絶対に彫っているところを覗くなよ」と言って彫りはじめたものの、「あー、お約束のフリか!」と勘違いした村人にあっさり覗かれてしまい、怒って途中で止めて帰ってしまったという伝説があります(笑)


【ファニオー部門】
ファニーなニオーをボクはファニオーと呼んでいます。それは地方独自の解釈が付加されていった結果、「地元の方は気がつかないけど、初めて見る者にとってはどこかおかしいものになってしまっている」というのが特徴です。
≪阿形≫
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新潟県 見玉不動尊。つっこみどころが沢山有りすぎて、何から伝えればいいのか、解らないまま時は流れてしまいそうです。まず、その武器は何っ!?とか、紙つぶてが口にストライクしてまるでガム噛んでるみたいであるとか、まーとにかくファニーな方です。さすが新潟!(←褒めてます)

≪吽形≫
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埼玉県 童子堂。キョトンとしてらっしゃいますが、キョトンとさせられるのはこちらの方です。秩父霊場のこちらの仁王さんは流石に地元の方々も「なにかおかしい」と気がつかれているようです。とってつけたかのような眉毛が犬のいたずらのそれと同じ役割をしています。


【仁王立ち部門】
これはちょっと迷ったのですが、やっぱり2011年の忘れちゃいけない出来事であったと思うので、やります。被災地に立つ仁王さんです。震災後も仁王立ちし続けたその姿です。コメントは控えます。
≪阿形≫
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宮城県南三陸町 大雄寺。

≪吽形≫
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宮城県石巻市 法山寺。


さて、他にも紹介したい仁王像は山ほどあるのですが、キリがないのでこのくらいにしておきます。
いよいよ今年のベスト仁王大賞の発表です!

選考ポイントは「オーソドックスかつ造形が美しいこと」「写真を撮るためだけに複数回訪れたことがある」「帰り際に『やっぱりもう1枚…』と後ろ髪(ありませんが)引かれる思いで立ち去ったこと」等が挙げられますが、まあ、要するに「グッと来た、他の人にも勧めたい仁王さんである」ということです。

では発表です。

【2011年 ベスト仁王大賞】

≪阿形≫
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茨城県 東福寺。筑波山神社から越してこられた金剛力士。近年の補修で素晴らしく蘇っていらっしゃいます。ボクの第1回写真展「仁王とロックとつぶやきと」会場における人気投票で1位を獲っていました。

≪吽形≫
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埼玉県 法性寺。秩父34観音札所の仁王さんです。関東で活躍した江戸時代の仏師石見(いわみ)作で、バロック期の江戸時代を代表するかのような造形です。誕生日に再会できたというのも幾分加算されての選出です(笑)

というわけでいかがでしたでしょうか。もちろんまだまだ素晴らしい仁王さんがいらっしゃいますし、ボクが今年会えたのはまだ本州の真ん中辺りだけです。
しかしこのブログなり活動を通して、日本には実にバリエーション豊かな仁王像が存在し、しかもタダで見放題、拝み放題、写真撮り放題だということの面白さが伝わって、よりみなさんが仁王門で足を止めるきっかけになれば幸いです。

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仁王行脚は続きます。
ええ、続きますとも。

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