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zoom RSS 輝け☆ベスト仁王大賞 2012

<<   作成日時 : 2012/12/31 14:37   >>

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全国仁王ファンの皆様、今年もやってまいりましました。

さあいよいよ大晦日です。今年も1年の締めくくりに2012年のベスト仁王大賞を発表いたします!

2012年は元旦の横浜總持寺をスタートし、北は青森県から西は山口県まで約360組720体の仁王さんに会ってきました。

2011年は680組だったのでペースは半分ですがその分濃く、本州の中央部から東北・中国地方へと行脚の範囲は広がり、そしてまた1000組行脚も無事に達成することができた充実した一年となりました。

また今年は縁あって本州最北端青森県大間崎
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本州最南端和歌山県潮岬
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本州最西端山口県毘沙ノ鼻
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に到達することが出来、これもまたよい経験となりました。


それでは早速部門ごとに発表してゆきましょう。




【アングリー部門】
仁王尊といえば忿怒の顔です。怒ってナンボ。アングリーこそが仁王さんのアイデンティティーといえます。
今年一番の怒りっぷりを見せてくださった金剛力士の発表です。
≪阿形≫
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福島県 大木観音常安寺。
目を見開いてお怒りです。あまりの怒りっぷりのせいか幾分お顔が大きく見えます。スミマセン。ほんとにスミマセン。

≪吽形≫
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群馬県 大通寺。
本当に怖い人というのはその目つきを見ただけでも震え上がってしまうものです。殺気というのでしょうか。


【スマイリー部門】
普段怒ってばかりの人が笑っているとどうでしょう。ギャップのあまりとてもいい人に見えてしまうでしょうか。それともその笑顔の奥に本当の怒りを感じ取ってしまったりするかもしれません。
たまに仁王さんは笑っています。ニコニコと。この度ツイッターのフォロワーさん提唱によりそんな笑う仁王を“仁コ王”と呼ぶことになりました。
≪阿形≫
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秋田県 戸波神社。
お寺ではなく神社の仁王さんが非常に多い秋田県。そんな中に最強の笑みを浮かべる仁コ王がいらっしゃいます。そんなことで魔物を追い払えるのでしょうか。

≪もうひとつ阿形≫
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富山県 十三寺。
吽形さんに該当者がいなかったので再び阿形さんです。この十三寺の仁王さん、実に爽やかな笑顔で出迎えてくださっています。こちらもやはり魔物を追い払う気はなさそうです。


【ベストドレッサー部門】
いつも裸で立ってらっしゃる仁王さん。オシャレとは程遠い印象がありますが、いえいえ、なかなかどうしてファッションリーダー的な一面も覗かせています。
≪阿形・吽形≫
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秋田県 藤倉神社。
仁王堂にて仲良く並んで立ってらっしゃるこちらの方々。その天衣(てんね)の着こなしに注目です。天衣業界に革命を起こしていると言っても過言ではないでしょう。気分はアゲアゲですね。

≪阿形・吽形≫
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山形県 龍厳寺。
土門拳さんの出身地である山形県酒田市の金剛力士。ボクにとっては記念すべき通算1000組目の仁王さんでした。新潟・山形・秋田の特徴である定番の前掛けをしっかりとキメていらっしゃるのはもちろん、手の甲、足の甲にも布をあしらうオシャレっぷりです。ファッションリーダーですね。
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【イケメン部門】
金剛力士像を彫るのは仏師の腕の見せ所。人形は顔が命ですといいますが、腕のいい仏師によって彫られた仁王像はかなりのイケメンです。
≪阿形≫
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兵庫県 石龕寺。
慶派の肥後定慶によって彫られた三大定慶仁王のひと組(他は京都舞鶴の多祢寺、岐阜の横蔵寺)。この石龕寺のいいところは収蔵庫ではなく、ちゃんと仁王門に立っておられるところでしょう。まさに山南町のスターです。
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≪吽形≫
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山形県 口之宮湯殿山神社。
かつて神仏習合時代、口之宮湯殿山神社が本道寺であった時の仁王さん。十七世紀の制作と考えられているそうです。神仏分離令により本道寺から弥勒院、そして仙台ホテルへと売却され3階ロビーに100年間祀られていました。本道寺を離れ130年、口之宮湯殿山神社の本殿内へと凱旋したカッコイイ金剛力士像です。
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【逆三角形部門】
鎌倉時代の金剛力士像は引き締まった逆三角形ボディが特徴です。2012年のベストプロポーション!

≪阿形・吽形≫
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和歌山県 青岸渡寺
鎌倉時代、運慶の息子湛慶の作であると伝えられています。どうですかこのウエストの細さ。鍛えてますねえ。

≪阿形・吽形≫
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山口県 阿弥陀寺
中国地方はこれまで未踏の地でしたが、行ってみて気づいたのは関東ではスタンダードである江戸時代の作風の仁王、いわゆるスタンダ江戸仁王が殆ど存在しない、代わりに鎌倉時代の中央仏師の作風を受け継いだ逆三角形の仁王さんの宝庫であるということでした。阿弥陀寺の金剛力士像は鎌倉初期、慶派仏師の作とされています。


【くいしんぼう部門】
逆三角形とは対極をいくのがまあるいお腹のお相撲さん型仁王さん。江戸時代以降に流行りました。

≪阿形・吽形≫
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長野県 常慶院
このまあるい妊婦のような仁王さんは2011年の大地震の被災地である長野県の栄村におわします。なんとも味のあるお方です。


【ファニオー部門】
ファニーな仁王でファニオー。中央仏師の手の届かない所では実に珍妙な仁王さんが作られ祀られています。
彼らの前ではどんな仏像うんちくもさっぱり役に立ちません。一度は見ておきたい突き抜けた方々です。

≪阿形・吽形≫
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福島県 堂山王子神社
阿吽ともにブルーという既成概念をブチ破る出で立ち。持っている武器も宝剣だったりオリジナリティー大爆発な方々です。さらにスゴイのは阿形ブースに神馬が入り込んでいます。もうなんでもアリ。
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≪阿形・吽形≫
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秋田県 大威徳山神社
大威徳明王を御神体として祀る神仏習合の神社を護るファニオーさん。ファニオーの特徴として武器はそれぞれ思い思いのものを好き勝手に手にしています。この方は斧をお持ちです。金剛アックスなのでしょうか。
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≪阿形・吽形≫
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石川県 粉川寺
能登半島のファニオーといえばこの方々。3mを超える巨像が本堂の両サイドでドヤ顔していらっしゃいます。やはり金剛杵ではなく宝剣を握りしめています。ファニーもある一線を超えるとカッコイイに変わりますね。
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さて、長くなりましたがいよいよ2012年のベスト仁王大賞の発表です!

阿形さんから・・・



ジャジャン!
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山形県 松倉山馬頭観音
鶴岡市大山地区の市街地の中にひっそりと立つ馬頭観音堂、その前の仁王門で守護する最恐の仁王さんです。
その黒い眼、大きく裂けた口、一つのお堂を護っているにしては怖すぎる顔が衝撃的でした。
毎年夏のお祭りの時には子ども達の股くぐりが行われています。
親しまれている仁王さんなんですね。
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そして吽形さん・・・



ジャジャン!
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青森県 正法院
津軽半島は蓬(よもぎ)田村の北国仁王さん。一見普通の仁王さんですが、よく見るとオリジナルポーズで阿吽ともに金剛杵を持つダブル金剛スタイル。彫りも髭や指の先まで丁寧に彫られていて、地方仏独自の造形でありながらしっかりとカッコイイという、見れば見るほど味のある仁王さんでした。阿形さんはしばらく我がツイッターのアイコンでもありました。
またこちら正法院には本堂に円空さんが彫られた観音像が安置されており、予約してお願いすれば拝観も可能だとのことです。
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いかがでしたでしょう、今年は東北中心に仁王行脚をしたので選考も東北勢が大半を占める結果となりました。
もちろんこの他にも是非オススメしたい仁王像はたくさんあるのですが、それはまたブログにて紹介していきたいと思います。
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仁王行脚は来年も続きます。続きますとも。

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