千葉北部、ここにも仁王の群生地

千葉県にはどうしてこんなに仁王さんがいるのでしょう?

浦辺仁王尊に始まる印西市近辺の群生地、芝山仁王尊、岩名仁王尊、それに市川市の仁王密集地…
よっぽど仁王ブームがあったに違いありません。

そしてそんな仁王ブームの一端を担う仁王さんが松戸にいます。
伝・運慶作、国指定の重要文化財、通称「股くぐりの仁王」で有名な萬満寺の仁王さんです。
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股くぐりは正月三が日と春の大祭・秋の大祭のみですが、実際重要文化財の股をくぐることができるという非常に画期的な祭りなため、全国的にも有名な仁王さんです。まあ、もともと股くぐりが先にあったわけですが。
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阿形さんのこの股の下をくぐり倒すわけです。健康祈願のイベントです。
次は10月の27・28・29日の秋の大祭に開扉です。

さて、そんな有名な仁王さんがいらっしゃるところには、「仁王はいいぞ!」ということで周辺寺院に仁王ブームが発生するということになります。
したがって松戸・流山・柏・野田には金剛力士が群生しているというわけでしょう。

2日間かけて巡ってみました。
17日。
まずウォームアップに東京葛飾区の浄光寺。
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江戸時代に京都七条の仏師・五代目兵部(ひょうぶ)藤芳という仏師が制作だとか。京仏師の魂がこもっています。

ここから千葉県。松戸の東漸寺。
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久々に東大寺バージョンのこのめちゃくちゃ出来のいい仁王さんは、昭和の大仏師・西松公朝さん監修のもと、同じく京都の大仏師・佐川定慶さんによって昭和62年から63年にかけて作られました。
ここでも京仏師の魂をみるのですが、あまりにカッコイイので随分長居してしまいました。

東漸寺から北小金駅をはさんで北上すると本土寺があります。北小金の2大寺院です。
あじさいの寺として有名で、入山料500円です。
でも仁王門は受付のもっと手前にあるのでタダです♪
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阿形さんベロ出して威嚇してます。金剛杵も独特です。

さらに北上して野田市の金乗院。
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平成11年に仁王門が修復され、ガラス張りの立派なものになっています。

清水公園という大きな公園が隣接しており、お花見の最後の日曜ということで出店がたくさん出ていました。
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周りの駐車場は有料で400円~700円。でもお寺に用があって境内の駐車場に止めるならタダです。

境内のボタンが綺麗でした。
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18日。
南下して柏市からスタートです。

と、一発目から仁王門修復工事に当たりました。柏市の長全寺。
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地震の影響でしょうか…。
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でも幕の隙間からなんとか姿を確認できました。とりあえず撮れたのでカウントにいれます。
いずれ工事が終わった頃を見計らってまたリベンジに伺いたいと思います。

西に5km程移動すると流山市にはいります。清瀧院の仁王さん。
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仁王さんが仁王門にいるものとばかり思っていては大間違いで、こちらの仁王さんは仁王堂という専用の小屋に並んで安置されています。
大切に保存されるのは素晴らしいことですが、横から写真を撮ったり出来ないのがやや不満です。

松戸に戻ってきて東福寺の仁王さん。
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・・・と言いたいところですが、こちらも仁王門修復中でした。
しかもこちらは格子の中もびっちりとシートが張られていたため、存在すら確認できず・・・。
流石にこれはカウントできません。
長全寺と併せて秋にでもリベンジに訪れましょう。

で、旅のラストは萬満寺です。
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仁王絵馬もありました。僕もひとつお願い事をかけてきました。

仁王行脚は続きます。

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