会津仁王行脚2012 その5

会津3DAYSレポの最終です。
三日目の後半、喜多方市は会津札所8番竹屋観音観音寺の仁王さん。阿吽の立ち位置が逆です。
画像

非常に平安時代っぽい雰囲気を醸し出している仁王さんですがどうでしょう?
会津の仁王さんで古いのだと平安後期作で国の重文、法用寺の仁王さんが有名ですがテイストがとても似ています。
<法用寺の仁王さん>
画像


見れば見る程平安仏なのですがどこにもそのようなことは書いていませんでしたので未確認です。
画像

吽形さんの方が保存状態が良いようです。
画像

阿形さんは右手が無いのと左肘の裏側がかなり損傷していました。
画像

まあでも「朽ちたっていいじゃないか」派のボクはこれはこれでグッときます(笑)
いやあ、いい仁王さんです。


お次は国宝薬師如来像で超有名な勝常寺。
何度となく訪れていますが、移動ルートの近くだったので、ここまで来たらもう寄るしかないということで訪問です。
画像

相変わらず腰蓑ハワイアンな朽ちた仁王さんがいらっしゃいます。
本堂の薬師さまや収蔵庫の諸仏とはえらい扱いが違いますが、これも仁王の宿命(さだめ)です。
ボロボロになっても仁王立ちしてお寺を警護!カッコイイ生き様じゃないですか。
画像

腰蓑とレッグウォーマーが特徴。
画像

基本仁王オンリーの旅ですので今回は薬師さまの拝観はパスしようかと思った矢先、先客さんが収蔵庫から出ていらして、まさにこれから本堂拝観というタイミングだったので、便乗させていただくことにしました。
画像

そういえば2年前も同じシチュエーションで拝観できました。
明かりを付けない暗いお堂の中で鎮座されている、漆で黒光りした国宝薬師如来像は威厳に満ち溢れていました。
当たり前な話ですが、ひれ伏す程に素晴らしい存在感を放ってらっしゃいました。
やっぱりステージ上のスターは格が違う…。


さて、ひとしきり会津北部の仁王さんを回り、いよいよラストの仁王さんに会いにいきます。
しかしこの仁王さん、会津の遥か南、下郷町の山奥にいらっしゃいます。
車で1時間近くかけて移動です。

しかし辿りついたそこには観音沼森林公園といって大きな沼と森と山という大自然丸出しの世界が広がっていました。
画像

もう気分はアルプスの少女ハイジのペーターです。どうですかこの開放感。
画像


そしてこの方々が旅のラスト仁王、岳観音堂の仁王さん。
画像

阿形さん横顔。
画像

吽形さん。ここもやはり会津スタイルの仁王さんです。
画像

仁王門周辺には蝶が沢山飛んでいて、阿形さんの手にとまったりしてどんだけ「のどか」なんでしょう。
画像

黄色い花も咲き誇って、旅の疲れをふっ飛ばしてくれました。
画像


境内にあった看板。オチです。
画像


初日6組、二日目3組、三日目6組の計15組29体の会津仁王行脚でした。
久しぶりにヘヴィな修行をした感じ…。

でもやっぱり東北、そして仏都会津というだけあって、一体一体がとても見応えのある、また会津の風土を凝縮させたかのような素朴かつキリッとした素晴らしい仁王さんたちでした。

仁王行脚はまだまだ続きます。ええ、続きますとも。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック