群馬平成仁王行脚~草津温泉の旅・その一

今回は群馬県の仁王行脚です。
とはいっても、少々ネタが尽きてきたこの群馬県。
探しに探して出てきた仁王さんはどれも平成生まれの方々。
ええい、こうなったら「平成仁王行脚」っていうコンセプトにしてしまいます。


まず始めに向かったのは高崎市の大森(だいしん)院。
そこにおられたのは先の「NIO48」でトップを獲得した茨城の大山寺と同タイプの仁王さん。
金剛杵を逆手で持ってるので「逆手金剛」と呼んでいる平成を代表するタイプです。
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静岡の可睡斎にも同じタイプの仁王像があり、その説明板によると岐阜県美濃の大橋祐瑞仏師が彫刻とのことで、まあおそらくは大山寺もこちらも同じ方、もしくは同じ工房の作でしょう。
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最近は彫刻のツールも技術も進化しているようなので、ある種「元となる型」があってそれを基本に量産できるのかもしれません。
しかしところどころでみかけるようになったこのタイプの仁王さんの中でもこの大森院の仁王さんは特に出来がいいです。
この吽形さんの表情なんか、どうですか?
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それから吽形さんが持つ宝棒の先端に彫られた「三つ巴」の紋。武神の紋章ともされている三つ巴の紋様です。
これは初めてみたなあ。
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次に向かったのは榛東(しんとう)村の宮昌(ぐうしょう)寺。
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こちらも平成17年建立の仁王門にいらっしゃいます。
一見曹洞宗の仁王さん「曹洞宗ファミリー」ぽい感じもしますが、それを平成風にリファインしたような感じ。
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吽形さんの宝棒はボクが「とんがり宝棒」と呼んでいる、片方の先端か尖っているタイプ。
この辺りが平成らしさを出しています。
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さて、本来はこれでこの日の最終目的地、草津温泉まで行く予定でしたが、途中あの仁王さんがいることを思い出しました。

「関東20仁王尊霊場」の第9番、横壁仁王さん。
吾妻郡長野原町横壁にいらっしゃる仁王さんなので横壁仁王。
ここは八ッ場(やんば)ダムの建設地となっているところで、目下工事中。
仁王さん及び瀧無し不動尊が元々安置されていた所は、将来水の中に沈んでしまうということで、
現在の仮安置場所に移設されています。
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石造りのいかにも素朴な感じの仁王さん。まるでお地蔵さんのようです。
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阿形さんはにっこり笑ってらっしゃるようにみえます。
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前回来たときは予定がつまっていたので見なかったのですが、今回は背面に回ってみると、銘が刻んでありました。
享保十二年と読めそうな・・・だとすれば西暦に置き換えると1727年になります。
もう300年近く前からこうして横壁地域を護ってこられたのですね。
なんともありがたい。
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歴史を背負った仁王さんに再開したあとは、いよいよ草津温泉に。

湯畑を見下ろす形で光泉寺という真言宗の寺院があります。
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さて、その中にいらっしゃる仁王さんとは・・・

群馬平成仁王行脚~草津温泉の旅・その二に続きます。

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